童夢大友克洋といえば最近公開されたオダギリジョー主演の映画「蟲師」の監督であり世界的に有名な漫画AKIRAの作者。その大友克洋の名を一躍有名にした作品「童夢」を久しぶりに読んだ。
大友克洋はこの「童夢」で小説以外の作品としては初めて1983年の日本SF大賞を受賞している。この作品が実際に書かれていた'81〜'82年頃からNHK教育の若者向け番組YOUのオープニングアニメを担当したり、角川映画「幻魔大戦」のキャラクターデザインに起用されたりと少しずつ注目されていた彼はこの受賞で更に脚光を浴びることとなり後のAKIRAの大ヒットとなる。
そのAKIRAの原点といえるこの作品を予備知識も全くなく作者のことも知らない状態で単行本を買って読んだ当時中学生だった僕はとても衝撃を受けた。
それまで読んでいた少年漫画誌では考えられない緻密でリアルな描写力。それは漫画でありながら映像作品のようでもあった。AKIRAでは近未来の世界が舞台だがこの童夢は日本のどこにでもありそうなマンモス団地が舞台の現代劇だけにその凄さに圧倒された。
物語は序盤は緻密な風景描写で団地で起きる住民の不可解な連続死亡事件を淡々と追っていき中盤からクライマックまではその事件を起こしていた張本人の特殊能力を持った老人と少女の団地を破壊しながらの4次元でサイバーな息もつかせぬ戦いをダイナミックな画面構成で描き一気にクライマックスへ。そしてまた平穏が戻った団地でのクライマックス。物語の静と動のバランス。人物描写を含めたドラマの構成力。この1冊が1本の映画のように完成されています。
何度読み返したかわからない作品なのに、今読んでも全く新鮮さを失わない素晴らしい作品です。さあ、マン喫かブックオフに走れ!(笑)
そのAKIRAの原点といえるこの作品を予備知識も全くなく作者のことも知らない状態で単行本を買って読んだ当時中学生だった僕はとても衝撃を受けた。
それまで読んでいた少年漫画誌では考えられない緻密でリアルな描写力。それは漫画でありながら映像作品のようでもあった。AKIRAでは近未来の世界が舞台だがこの童夢は日本のどこにでもありそうなマンモス団地が舞台の現代劇だけにその凄さに圧倒された。
物語は序盤は緻密な風景描写で団地で起きる住民の不可解な連続死亡事件を淡々と追っていき中盤からクライマックまではその事件を起こしていた張本人の特殊能力を持った老人と少女の団地を破壊しながらの4次元でサイバーな息もつかせぬ戦いをダイナミックな画面構成で描き一気にクライマックスへ。そしてまた平穏が戻った団地でのクライマックス。物語の静と動のバランス。人物描写を含めたドラマの構成力。この1冊が1本の映画のように完成されています。
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