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今回の旅の一番の目的は沖縄を拠点に「名前のない料理店」として沖縄県産食材に拘ったフランス料理を出張スタイルで提供する小島圭史シェフの料理を食べること。
ボクが初めて小島氏の料理を体験したのは2008年。沖縄在住の友人kawaさん宅のホームパーティーでケータリングしてもらうと聞きそのホームパーティに参加するためだけに1泊2日で沖縄に飛んだ。その時初めて食べた小島氏の料理、前菜の最初の一口で受けた衝撃は今でも忘れられない。

今回はその2008年のときにも同席していた福岡県柳川出身のJ子が仕掛人となり「沖縄の日々から九州への旅路の途中で」と銘打たれた沖縄県産食材と有明海の海山の幸を使ったフルコースの食事会。

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会場となったのは西部ガスが主宰する福岡市中央区のキッチンスタジオ「食文化スタジオ」

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会場となったキッチンスタジオに入ると小島氏が前菜に使う紫玉葱を手際良く調理中

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そのひとつめの前菜「自家熟成チーズと新紫玉葱」玉葱の上の細長いものはカモミールの花びら

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沖縄では今が旬の紫玉葱の中には沖縄県東村のジャージー牛の乳を使い小島氏が手作りしたチーズ。

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ドリンクはシードルポミヨン。オーガニックの林檎を使い補糖、着色せず保存料も使用していないというもの。

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二つめの前菜は「スジアラ(赤仁ミーバイ)・冬トマトと金柑のインフューズ」

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生のスジアラの身がねっとりと舌に絡み付く。このスジアラ、潜水漁の漁師が水深37mまで潜り水中銃で仕留めた物を舟上で神経締めし数日間熟成されたものとのこと。一緒に添えられた2種のトマトも沖縄で今が旬の食材なんだとか。

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続いては温かい前菜。前の2皿が沖縄県の食材に拘ったものだったのに対しこちらは有明海産の珍しい食材と久留米の野菜(大根、赤大根、蕪、玉葱など)をふんだんに使った一皿。

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有明海の芝海老

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ケップ貝

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赤大根とメカジャ(ミドリシャミセン貝)

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クレープ状になっているのはワケノシンノス(イソギンチャク)

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イイダコには沖縄の土を練り込んで焼かれたパンを砕いてふりかけられている。


まだまだ小島氏の料理は続くけど今日はこの辺りまで・・・



「名前のない料理店in福岡 その2」につづく